第5回FILMeXオープニング上映で「カナリア」観て来ました。


本気で痛い時は「痛い」と言えません。
「死んで欲しいなぁー。」って思ってる人が結構います。
あたしに「死んで欲しいなぁー。」って思ってるかもしれません。


オウム真理教の子供達を題材に監督が想像で描いた映画らしいですが、
それが想像だからなのか、胡散臭さが酷い。
想像はリアルを越えられない。ってのがまざまざと見せ付けられた。
ティーチインの監督の発言とスクリーンに映し出される映像が合ってない。
映像が稚拙すぎる。だから映画なのかな。
最近映像のリアルさばかり求める傾向になってしまってるんで、
そこら辺あたしの解釈だけど、緻密でないのが気に食わない。
血と骨」もそうだったけど…。
尊師、父親が一切出て来ないのは、天子が人々の前に現れないのに人が
それを恐れて崇拝する。というのと同じなのかもしれないけど、
恐れながら崇拝する。という行為が伝わってこない。
これ致命的。監督、少女好きだよね…。リアルなセックスとかの描写じゃなく
想像掻き立てられるのでそっちの方が気持ち悪く感じるの。
りょうとつぐみの二人は秀逸だわ。出てきた瞬間雰囲気からそれを出してくる
辺りが二人の力量か?!ちゃうと思うけど…。
後ね、エンディングのZAZEN BOYSは全く合ってない!
そもそも向井が嫌いなんですけども、(単に気持ち悪いから)
耳障りで耳障りで…それを意図してるのなら塩田監督も向井嫌いなんじゃ。
って思いますけどね。
小須田康人の左斜め後ろから見た画が池田成志に似てて驚いた。
眞島秀和君がまたまた出演!
主役の石田法嗣君が、演劇界の重鎮?カトケン(加藤健一)に
似て蝶で笑いそうになる。
監督も話してたけど、子役は勘がするどいってのはよく判る。
もうその勘があたしには無いんだなぁー。
谷村美月ちゃんの関西弁がキツイかもしれないけど、あれ関西だと普通の
女の子の喋り方ですね。
舞台挨拶に登場した西島君の右後ろらへんの髪の毛がハネてるのがかんなり
気になりました。直してあげたい…。しかし老けた。
まだ33歳なのにね…病気じゃないか?