火火」は年配の方々で結構混んでました。
二時間弱あるんで、正直途中ダルくなるだろう。
と踏んでましたが、これがなかなか飽きずに観れた。
監修がしっかりしてる。ってのは大きな理由かもしれない。
「女に負けるのが怖くて窯元にせえへんのやろ、信楽は後で後悔するで」
って岸部一徳の言葉通り、この映画も 女、ありき、女優、ありき。でした。
田中裕子は女優然。
黒沢あすかも大健闘!この人キレた役やらせると右に出るもんおらんね。
窪塚俊介も関西弁下手だけどなかなか良かったです。
坊主にするとお兄ちゃんに似てるなぁ。


トニー滝谷」は若い男の子(学生)が目立ったかな。
予告の良い映画は面白くない。っていうジンクス通りになっちゃった。
やっぱり期待しちゃうのよね。
さっき見た映画で田中裕子と池脇千鶴が共演してたけど、
池脇千鶴のデヴューといえば「大阪物語」こちらも市川準
あたし、イッセー尾形が好きじゃない。
っての薄々気づいてはいたけど、確信しました。
どう考えても好みのタイプではあるんだけど、好きじゃないのには、
様々な要因があるんですが、まずあの幾つもの芸。
竹中直人のは許せるけど、イッセー尾形のは許せない。
可愛げが一切無いからなのかな…。
それを映画で出されたのが辛かった。
子どもの時もやれば良いじゃん。って思った。
中途半端になんで大学生の頃からやるんだろう。
もう、イッセー尾形のネタ見せに見えちゃった。
映像は、とても好きです。
淡ーーーーい感じ。孤独感を巧くだした淡い色。
とにかく、脚本が凝ってるなぁ。と感心致しました。
語りと映像が一体化。
大概ナレーションって難しいから浮くのだけども西島秀俊
一切出てこないのが功を成した。
75分ですら長く感じたなぁ。でもそれって孤独が長く感じ、
それが、観る側の嫌悪感として感じているのならば、
実験映画としては成功なのかもしれないけどね。