さて、DV作品は、「月とチェリー」。
次は、今年最初のビデオ作品は…「ジョゼと虎と魚たち」にしました!
そう、「月とチェリー」の江口のりこさんが出演なので。
江口さんは、99年に乾電池の研究生として合格して、乾電池にいるんだけど、
さすがの演技派です。
「ジョゼ〜」の時は、江口徳子さんなんですけどね。
えー、mixiの2004年日本映画で一人5本挙げて貰ってたんですが、
その中でも、目立ったのが「ジョゼ」を挙げる方が多いこと。
ジョゼは、2003年公開なので、見送らせて戴きましたが、多分正月映画含め
たら、上位行ってたはず…。


映画は、納得の作品です。以下、ネタバレ含みます。


きょうのできごと」と違って関西の話なのに、撮影場所が関西じゃ
ないってとこが気になったかな…。
だからか、こだわってたのが、恒夫(妻夫木)の携帯ストラップが、
「食いだおれ」人形。そして、実家から送られてきて、弟から貰う荷物の
紙袋が、「551」「大丸」「近鉄百貨店」!これが関西っぽいよね。
あ、大丸は東京駅にもあるか…。
後、ロケ地で萎え萎えだったのが、パールセンター!!
そう、ド近所の商店街が登場!しかも、すずらん商店街方面なので余計に。
旅に出る最初に走る部分が、初台らへん…ってのもね…。
それと、恒夫の実家は九州なのに関西の大学きたら、標準語よりも関西弁に
なるのが普通だと思います。
ああ、こだわってほしかった!!
それさえなければ完璧!
後、東京来て知ったんですが、東京の大学生は「〜年生」っていうけど、
大阪、京都は「〜回生」って言うんだよなー。
と全然映画の話じゃなくなってきました。


期待の江口のりこさんですが、恒夫のセフレ役ですが、あれだけのシーン
なのに存在感ありました。関西弁が巧い!「案外、乳がでかいんよな」
「やれるかもよ。案外!」ってのがリアルーーー!
月とチェリー」もだけど、サバサバした女性。そう、これがあたしの
憧れ。セックスしたからって付き合う、付き合わないとかじゃなくて、
こう同志っぽいのが理想。
今年は、江口さんを追って行きたいと思います。
でも、「パッチギ!」出てるらしいですが、観たけど、わからん。
出演作結構あるんで追って行きたいと思います。


さて、映画の感想ですが、
恒夫がやっぱり逃げたのが良かった。このまま結婚とかのハッピーエンド
だったら嫌悪感バリバリだったなぁ。
ただ、なんで、上野樹里に戻ったのかが判らん。
最近思うけど、女は立ち直りが早いし、恒夫を誘惑して彼氏にまでした
女がなんで元彼と再度付き合うのかが判らん。
ジョゼ、恒夫の心情はしっかり描かれてたのに。
身体障害者に取られたから自分のプライドが許さなかったのか…。
それなら判るなぁ。ほんで、恒夫捨てるんだと思う。
こういう、イメージフォトとか入る映画って実験映画とかアーティスト
ちっくでイヤなんだけど、犬童監督ってお洒落にならないから良い。(笑)


妹に、関西テレビのヅラカミングアウトした、山本さんが出演しるのって
聞いてたのですぐわかったけど、その横に座ってる人が気になる!
絶対観たことある!と思ってずーーーーと映画みてる間考えてたのが
エンドロールで判った。西田シャトナー氏でした。
何度も映画観てる間この人の色んな顔が浮かんで困ったもんでした。
変態・森ちゃんも良かったし、中村靖日さんも関西弁!(笑)
DVDは、コメンタリーがついて本編再生できるんだけど、これはどうなのよ?
と思ってたけど、これ結構いいなぁ。裏話も聞けるし。
濡れ場について本人が語るのが面白い!
後、ちーちゃんが、新井君の登場に「うわー、こわいー」って言ってるの
とか色々こっちが考えちゃうよ。
あと、妻夫木×池脇のベッドシーンも…お互いの相手がわかるので、
ああ、こやってやってるのねん。なんてついつい考えちゃうわ。
おばあちゃん役の新屋さんの事を凄いこと言ってた。(笑)
監督「ミック・ジャガーに似てるよね」
妻夫木「いかりや長介さんをイラストに描いた時の口元がそっくり」とか。
いやー。笑える。


オレンジデイズ」で耳の聞こえない彼女との恋愛話がハッピーエンド
だったのが、「ジョゼ」で充たされた。
だって、本当にはそんなキレイじゃないもん。
だから、犬童監督の作品はリアルさがフィルム通して伝わってくる。
リアルなゲイの物語をまずは楽しみにしよーかしら。
あ、その前に「いぬのえいが」の短編かー。